詩篇 77篇 1~ 20節
2025年 10月 5日 第1聖日
牧師 長江 忠司
苦難の中にいたアサフは、神に声を上げて叫び祈りました。その中で、神はいつくしみを忘れられたのではないかと思ってしまうこともありました。しかし神は彼を導かれたのです。苦難の中で私たちはどう歩むべきでしょうか。
第一に、神に心を注ぎだして祈ることです。大きな悩みの中にありましたが、彼は神に心を向けました。心の中にあるものを注ぎ出し、神に打ち明けて祈っていたのです。その中で主が導かれていきました。
第二に、神の道は人の道と異なると覚えることです。自分の思い描いているとおりにならない時に、人は動揺するものです。しかし主は人の思いを超えた最善の道を用意しておられることを覚えましょう。
第三に、神のみわざを思い起こして未来に適用することです。彼は祈る中で、イスラエルの民が主により海の中の道を通り助けられたことを思い出しました。主は私たちのためにも、今は見えない道を備え導いてくださいます。
誰にも道が見えないような苦難がやってきます。その中で羊飼いである主に心を注いで祈り、主の道があると信じ、御声に従って歩みましょう。
<聖書のことば>
私は主のみわざを思い起こします。昔からのあなたの奇しいみわざを思い起こします。私はあなたのなさったすべてのことを思い巡らしあなたのみわざを静かに考えます。
詩篇 77篇 11~12節
