士師記 1章 22~ 36節
2025年 10月 19日 第3聖日
 牧師 長江 忠司

 イスラエルの民はカナンの地に入り定住するようになりましたが、ヨシュアの死後、少しずつ霊的に後退していきました。教訓をいただきましょう。
 第一に、信仰生活に妥協が入る危険があります。主は彼らに敵であるカナン人を追い払われると言われていました。しかし、繰り返し書かれていることは、彼らが「追い払わなかった」ことです。そこから堕落が始まりました。私たちの信仰生活にも僅かな妥協が入る危険性があります。気をつけないといけません。
 第二に僅かな妥協から罪の束縛へと進む危険があることです。カナン人はイスラエルの民の中に住みましたが、32~33節では、彼らがカナン人の中に済みました。彼らの支配下となったのです。信仰生活においても、罪は最初は僅かですが、やがて私たちの心を支配するようになります。ですから、本当に気をつけないといけないのです。
 この個所は他人事ではありません。サタンは私たちを狙い、僅かな妥協へと導き堕落させようと狙っています。主から罪を示されたら、直ちに悔い改めましょう。

<聖書のことば>
それで、アシェル人は、その土地に住むカナン人のただ中に住んだ。カナン人を追い払わなかったのである。
士師記 1章 32節