コリント人への手紙第一 11章 23~ 29節
2025年 8月 31日 第5聖日
 牧師 長江 忠司

 イエス様は教会にバプテスマ式と主の晩餐式の2つの礼典を行うように命じられました。主の晩餐式には幾つかの意味がありますが、本日は3つを取り上げます。
 第一に、主の犠牲を心に刻むことです。かつてエジプトにおいて、羊をほふり血を流すことによって、その血を門や鴨居に塗った家は裁きを免れることができました。イエス様はご自身の身を裂かれ血を流されることにより、信じる全ての人の罪を赦すようにされたのです。それは新しい契約締結の時でもありました。
 第二に、教会が一つになることです。主のみからだである教会を軽んじることは罪となります。主のおからだである教会の一員とされた者同士、互いに愛し合い、赦し合い、一つになることを主は望まれているのです。
 第三に、主の死を告げ知らせることです。それは主が再びやって来られるまでです。神はこの愛と希望の知らせを全ての人に伝えることを願われているのです。
 これらを踏まえて、自分自身を吟味することです。本日、主の晩餐式を行います。厳粛に、そして心を開いて、主の前に出るようにいたしましょう。

<聖書のことば>
だれでも、自分自身を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい。
コリント人への手紙第一 11章 28節